モスラ対ゴジラ

ゴジラ 第4作

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今まで勘違いしてたわ

海岸に漂着した正体不明の鶏卵の153,820個分の大きさの巨大な卵を、卸値1個8円を掛けた1,224,560円で買い取って静之浦ハッピーセンターなるものを建設し、卵で錬金術のように金を儲ける計画を立てるってすごい頭の回転力と決断力と行動力だよね。
正体不明だから何が生まれるのかもわからない状態だよ?
なんなら何も生まれないかもしれない。
それどころか、ゴジラのように怪獣が生まれ街を破壊するかもしれないんだ。
ハッキリいって頭がブッ飛んでいるとしか考えられない。
しかも生まれたものを見世物にして金を取ろうとも考えているから、商魂たくましい。
小美人なる双子の姉妹が現れると捕まえようとしたり、セットで500万円で買おうと交渉したりとここでも商売を考えているから頭が下がる。
その小美人の頼みの『モスラの卵を返して』という願いは聞かないのだが、ゴジラを退治してくれとお願いに行く辺りの厚顔無恥が人間をよく表しているな。
しかしモスラは器が違った。
死期が迫る中、ゆっくりと故郷で過ごしたいはずなのに快く承諾し、日本へ向かってくれる。
なんてイイ奴なんだ。
見た目から悪いヤツって思っていたけど違ったのね。
やっぱり会話をしないと相手のことはわからないよね。
でも、攻撃なんてほとんど出来ないでしょ?
超巨大な蛾なんだからさ。
と思っていたら、いやいやどうしてゴジラを追い詰める追い詰める。
巨大な羽の羽ばたきで起こした風圧で転ばせたり、あの短い手足で尻尾を持って引きずったり、効果はよくわからなかったけど黄色い毒鱗粉を撒き散らしたりと多彩だ。
いよいよ寿命が近づいた今際の際『ありがとう』と心の中でつぶやいたよ。
モスラに勝利したゴジラは付近の集落を破壊し、前方に浮かぶ岩島に向かい海の中を行く。
その隙を突いてモスラの卵を孵化させたんだが、双子だったので驚いた。
成虫のモスラが勝てなかった相手に幼虫のモスラが2匹とはいえ勝てるわけ無いだろって誰も考えなかったのかと疑問を持ったが、海を渡るモスラの幼虫をみて吹き飛んでしまった。
奴ら犬かきで海渡ってる…
どういう原理かわからんが、確かに泳いでいるんだ。
幼虫が犬かきで泳ぐシーンなんて色んな映画があるだろうがこのモスラだけだろう。
両者ともに岩島に着き、最後の決戦を始めるわけだが、どう見たってモスラの分が悪い。
オッズを発表したら100倍はくだらないと思う。
幼虫だから手足は短いし、羽は生えてないし、動きもたいして速くないし…
そんな不安を吹き飛ばす唯一の直接攻撃である噛みつき。
これにはあのゴジラも参ったようだ。
尻尾の先を噛まれたゴジラは痛みのため叫び声を上げながら尻尾を振り回すがモスラはなかなか離さない。
我を失いテンパっているゴジラは見ものだ。
もうモスラには攻撃手段は無いはずだ。
どうすんだと手を握りしめながら固唾を呑んで見守っていると、吐きやがった。
繭になる時に使う糸だ。
そんなんでダメージなんか当てられないでしょ?
2匹揃って畳み込むように糸をドンドン吐き出す。
時折くるゴジラの攻撃を岩場に隠れやり過ごし、隙を突いてまた糸を吐き出す。
この時モスラはハンターになったのだ。
心なしか目つきが鋭くなっている。
時間が経つにつれゴジラの身体には糸が絡まり、身動きが取りづらくなり海に逃げる。
派手な攻撃は無かったが、日本を救ってくれたモスラにみんなが感謝していることだろう。
そんな気持ちを背に受け自分達の島に帰っていく。
そう、得意の犬かきで。

ストーリー
巨大台風8号が日本を通過した翌日、毎朝新聞の記者である酒井と助手の純子は、高潮の被害を受けた倉田浜干拓地で鱗のような物体を見つける。
一方、静之浦の海岸には巨大な卵が漂着する。
ハッピー興業社の熊山は漁民から卵を買い取り、静之浦の海岸に孵化施設を兼ねた「静之浦ハッピーセンター」の建設を始める。
三浦博士と酒井らは巨大な卵を調査するが、彼らの目の前に小美人が現れる。
小美人によると、巨大な卵はインファント島に唯一残っていたモスラの卵で、卵を失った島の人々は悲しんでいるという。
酒井たちは卵を返還するよう抗議活動を始めるが、熊山は応じないどころか、小美人まで売るように言い放つ始末。
実は熊山の裏には大興業師・虎畑二郎がついており、抗議活動は頓挫してしまう。
落胆した小美人はインファント島に帰ってしまう。

原作:香山滋
監督:本多猪四郎(本編)/ 円谷英二(特撮)
脚本:関沢新一
音楽:伊福部昭

宝田明 / 星由里子
小泉博 藤木悠 田島義文 佐原健二 沢村いき雄 藤田進 田崎潤

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