首無しの如き祟るもの

首無しの如き祟るもの

斧の字をみるとスケキヨを思い出してしまう

最近は謎や伏線を散りばめるだけ散りばめて回収しないという作品(ひぐらしのどうたらとか、うみねこのなんたら)や、虚無への供物というミステリーの文体で描かれたアンチ・ミステリー、そして永遠の名作『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』に挑んだ傑作と言う触れ文句だが誇大広告じゃねーかよ! と疑いたくなくリピートを連続して観て、とてもイライラしていた。
が、数多の謎をキチンと説明するミステリー小説。
やっぱりミステリーはこうでなくてはならないよ。
横溝正史の金田一耕助が好きな僕としては、とても気に入った作品である。

終盤で行われる犯人推理の二転三転からのどんでん返し。
続きが気になり、一気に読んでしまうこと間違いなし。

ただ若干、馴染みの少ない漢字が出てくるので辞書が必要かも。
因みに僕はコトバンクで調べ調べ読みました。
下記はその一例です。

  • 曾て(かつて)
  • 軈て(やがて)
  • 障り(さわり)
  • 就中(なかんずく)
  • 那辺(なへん)
  • 刀自(とじ)
  • 徐に(おもむろに)
  • 拗れる(こじれる)
  • 宥める(なだめる)
  • 偶々(たまたま)
  • 況して(まして)
  • 悍ましい(おぞましい)
  • 雖も(いえども)
  • 恰も(あたかも)
  • 玄能(げんのう)
  • 捩じる(ねじる)
  • 頻り(しきり)
  • 痴がましい(おこがましい)
  • 誰何(すいか)

ストーリー
奥多摩の山村、媛首村。
淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。
三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。
戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。
驚愕のどんでん返し。
本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る。
「刀城言耶」シリーズ傑作長編。

首無しの如き祟るもの / 三津田信三

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